最近ではカードキーを使って入室できるタイプの賃貸住宅も増えています。カードキーは、磁気で施錠や開錠をする鍵であり、ホテルに泊まったときに使った経験がある人もいるかもしれません。カードキーは、カードに磁気情報を記録しておき、ドアの方で磁気暗証番号を読み取って開錠を行います。カードを近づけたり、スライドさせたり、差し込んだり、カードキーの読み取り方は種類によってさまざまです。カードキーのメリットは、何よりピッキングをされにくいという点にあります。鍵穴がある場合はそこに細工をされてしまう可能性がありますが、カードキーはその心配がありません。また、電子情報なための複製される可能性も非常に低いと言えます。普通の鍵であればホームセンターなどですぐに合鍵を作れてしまいますが、カードキーはまずできません。他にも、カードキーを使う場合は、施錠や開錠がスムーズというメリットも挙げられます。特に非接触タイプのものは、改札のICカードのように近づけるだけで反応して鍵が開きます。鍵穴を探す手間もありませんので、非常に便利です。カード自体が持ち運びをしやすいために、財布やパスケースにしまっておける手軽さも魅力です。一方で、自動でドアが閉まってしまうために、意図せず締め出されてしまったということも考えられますし、カード自体が手軽に持ち運べるために紛失もしやすくなっています。合鍵が作りにくいというのは、もし自分が必要になったときのデメリットにもなり得ますので、注意が必要です。カードキーは、既に使っているドアに後付けができるタイプも存在します。どうしても使いたいという場合には、大家さんや管理会社に連絡をしてみましょう。