マンション向けの二重床

マンションにおいて床に使われている構造のひとつに、二重床があります。2000年に採用されるようになったものなので、それ以前のマンションにはほとんど使われてはいません。

名前の通り床が二重構造になっているものを指します。下階と上階を隔てる床と天井の間には、コンクリートスラブが使われています。二重床になっていない直床の状態の場合、コンクリートスラブのすぐ上に、フローリング材などが直接施工されています。

そのため、上の階で立てられた音が、そのまま下の階に伝わってしまうという状態だったのです。このコンクリートスクラブの上にボルトを立てて、床材が敷かれるという構造になっているのが、二重床です。

つまり、上階と下階を隔てる天井・床の間に隙間が生まれる状態になっているのです。そのためリフォームもしやすく、遮音性も高めになっているという傾向があります。